−剣の舞−

オレはナイト。つまりは『鉄壁』、ということだ。

見よ、この美しい姿。

む、あそこに見えるは我が親友の剣士ではないか。

まあ盾に関してはオレには敵わん奴だが、剣士だけあってその腕前はオレも認める。

そしてこれがお仕えする我らが姫君である。






かわいい姫君を称える事は重要かつ当たり前
ナリ。 
さすが盟友、息もぴったり。

　





どうやら姫君もご満悦の模様。
機嫌を損ねると、オレの好物『スシ』が手に入らなくなるから注意が必要だ。


む？
剣士の奴が　なにやら新しい技を会得してきたようだ。
姫君の御前で試してみたいらしい。
親友の頼みだ、聞いてやらんわけがない。

いざ　参らん！

オレさまは剣士。攻防共に名が高い。
今日は　剣はオレさまより劣るが盾に完璧を求める友に
ひとつ、おもしろい技を仕込んでやろうと思っている。

ちょうど我が姫君も機嫌がよろしいようで見守ってくださるとの事。

友といえども礼儀は必須。

その名は『真剣白刃取り』。

いいか？こう頭上に来た瞬間だな、、、

こうするのだ！

瞬時を見分ける眼と度胸、そして判断。
これぞ攻防を制する剣士の技。

さあ、主もやってみるがよい。

まあ腕が立つとは言っても何事も最初は初心者。
ちょっとくらいは手を抜いてやるさ・・・。

うむ、姫君も楽しそうに見ておられる。
なかなか気に入ってくれたようだ。

あ。